レーザー加工とバリ取りについて

みなさんこんにちは。ナカノ製作所の竹田です。

レーザー加工の際のバリ取りは、製品の品質を悪化させ、後に続く工程に影響が出るため、工程ごとに必ず行う必要のある作業です。しかし、このバリ取り作業は、バリ取り用の工具を使って手作業で行うこともあり、そのため効率が下がってコストは上がってしまう…というデメリットが生じるわけです。

ですからバリが発生しにくい加工が日々研究されているわけですが、安定した品質の製品を製作できる加工方法を見つけるとなると、非常に時間がかかってしまいます。

金属を切削する際にバリが発生する主な原因としては、材料である金属の延性があります。

このことから、切削を行う前に、バリの発生が予想される部分に、あらかじめレーザーで熱処理を行うことで延性をなくしてしまえば、バリが抑制できるとして、現在も研究が進められています。

この研究が進めば、将来レーザー加工を行うにあたり、バリ取りの工程が完全に省略できる可能性があります。

そうなれば、コスト削減につながる上、効率が上がることが期待されるわけです。

これは私たちのようなレーザー加工を行っている会社にとっては大きなメリットになります。

革新的なこの研究、実用化されればより多くの業務を受けることができるようになりますから、業界の活性化につながるとの期待をもっています。

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